■第三回 中村(仮)さん(医者)

三船「
えーと。はじめまして。なんだか変な企画に付き合っていただいてすみません
中村「 いえいえ。こちらこそ宜しくお願いします。なんかテレビに出していただけるって
三船「 いや。あの
中村「 わははは。おばあちゃん(*前回ゲスト藤田(仮)さん)勘違いしてましたけど。ホームページの企画なんですよねえ
三船「 そうなんですよ。いやすみません。誤解されたまま繋がっていったらどうしようかと思いました
中村「 僕と話しても企画として成り立たんとじゃなかですかねえ
三船「 や。ごくごくふつうのひととどうでもいい話をするのが主旨ですから
中村「 どこにでもいる人と、誰でもしてるような話を
三船「 そうですそうです。あ。いや。なんか失礼な言い方してませんか僕
中村「 だいじょうぶよ
三船「 すみません。んじゃあらためて
中村「 あのね、三船クン
三船「 はい
中村「 さっき「はじめまして」て
三船「 はい
中村「 実ははじめましてじゃなかとよ
三船「 え!
中村「 いや、そぎゃんな会ったことはなかですけどね。ウチの親父はよう覚えとるて思いますが
三船「 え??
中村「 三船クンとこの(*小学校の)校医だったですよ親父は
三船「 えー!中村先生ですか!うわーそういうことか!(読者ほったらかし)
中村「 そうそう
三船「 なんだ。すみません。全然気がつかなかった。先生にはすごいお世話になってるんだ僕は。何度か入院もしてますし。虫垂炎切ったりとか
中村「 犬に噛まれて運ばれてきたのは、あれ、何年生のときだったかいね
三船「 うわー。小学5年生くらいだと思います。まいったなあ。そんな話がここで出るとは思いませんでした
中村「 ウチの病院で大暴れしたとよね
三船「 そうなんですよ。や。覚えてますよ。当時、小学校の帰り道に犬に噛まれましてね。足に大ケガして。ふらふらになって家にたどり着いて、居間に倒れてたんですよ。血まみれで
中村「 それを見つけたお母さんが、吃驚してうちに運んで来らしたとですよね。わははは
三船「 いや笑うところではないですけど
中村「 むりやり傷口ひらいて消毒して、ナマで(*麻酔なしで)縫ったんだよね
三船「 そう!そう!あれは痛かったなあ。もう。半狂乱でした。看護婦さん総出で押さえ付けられて
中村「 あの暴れっぷりは忘れられんですよ。子供も、必死になるとたいがな力の出るたいね。看護婦に、殴る、蹴る、
三船「 もーほんとすみません。ていうか痛かったんですもん
中村「 …噛みつく
三船「 その話まで出しますか
中村「 暴れる三船クンに噛まれて、ウチの看護婦もケガしてましたから
三船「 犬に噛まれた僕が看護婦さんを噛んで。その看護婦さんがまた誰かを噛んでたりするとオチがつくんですけど
中村「 イヤラシかねえ
三船「 いやそんなつもりでは。まあ、それはそれとして、ほんとお世話になりました
中村「 三船クンは、しょっちゅうケガやら病気やらしてうちに来よったけんね
三船「 おかげさまで今は健康に生活しています
中村「 これ、次の人にまわさにゃいかんとだろ?そん時に三船クンに噛まれた看護婦さんとかに繋いだら面白かろとばってんね
三船「 うわー。面白いですね
中村「 もう引っ越さしてかい、連絡の取りづらかけんねえ。誰がええかなあ
三船「 いや、もう、ほんと、誰でもかまいませんよ
中村「 トモちゃんな?
三船「 トモちゃん?
中村「 同級生じゃなかったかいね。○○○の、○○○さんとこの娘さん(*具体的な住所とか出てくるため伏字)
三船「 あー同級生ですね。中学の
中村「 今、子供さん連れてようウチに来るですよ
三船「 ば。あいつもうお母さんになってるのか。じゃ彼女でお願いします。…なんかこの企画、僕のルーツを探る旅、みたいになってきました。もっとだらだらテーマ無しにやってくつもりだったんですけど
中村「 ならちゃんとトモちゃんに繋いどくけん。からだに気をつけて、がんばって
三船「 ありがとうございます
収録・2004年12月

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