2002.04.22

番外編/寿司になってよかった

●あの時 きみは 若かった

 3月21日『こんなに寿司なんです しかたないんです』からちょうど1ヶ月。3人の足跡をたどったレポートもひとまず無事に完了しましたが、今回は当日の裏話や後日談も含めながら、参加者座談会なんぞを。

■寿司とおれたちの距離■
ビールうまい!!
ビール最高!!
三船「 さてさて。まずは先日はお疲れさん、てとこから。
マタ「 お疲れっした。なにはともあれ。
皇帝「 おつかれさま。いきなり余談だけど、今日のお昼はお寿司食べました。
三船「 ははは。おれも実は、今晩寿司たべた!
マタ「 なんだ、みんな食ってんなあ。
皇帝「 やってるときはあんなに『寿司はもういい』っておもっていたのにねえ。
三船「 『寿司』の日から、みんなどのくらいの期間、寿司からはなれてました?
マタ「 おれ、あれから一週間後の日曜日に寿司を食べそうになった。でも店があいてなかったからやめた。
皇帝「 私は今日が初だね。上司のおごりだったもんで。
三船「 おれは3日後くらいにはもう食ってたなあ。…しかも、その寿司は回転してた。
マタ「 おれ、2度ほどニアミスしてるけど結局食べてない。寿司勘が鈍ってしまう…
■最強の寿司はだれだ■
*レポート第4章を参照。目白・海鮮三崎港のイチゴののった軍艦巻のこと。となりのおねえさんが、イチゴを食べる皇帝を見て指をさして笑っていた。
三船「 あの日は29ケ所でいろいろな寿司を食べたわけだけど。そいじゃ、みんなのベストオブ寿司をきいてみようか?
皇帝「 *イチゴ軍艦!だってめずらしいもん。
マタ「 『だってめずらしいもん』という理由がすごいっていうか何ていうか。皇帝らしい。
三船「 めずらしい、以上に、実際においしそうだったんだよなあ。食べてる皇帝の顔を見ると。
皇帝「 見た目にたがわず味もよしだったからね。…マタリロさんは?どこのなにが一番だった?
マタ「 おいらは、有楽町うず潮のホタルイカが、じわっと心に残っている…。
皇帝「 いいね。ホタルイカも。たしかにうまかった。
三船「 じわっと。心に残るってのがいいな。記録より、記憶に残る寿司ということか!
マタ「 そうそう、まさにそんな感じ。ぶっちゃけ、次にうず潮でホタルイカを食べたらがっかりしかねない。
三船「 このホタルイカも、『皇帝が食ってるのがうまそうだったから』次の店で食ったんじゃなかったか?
マタ「 あはは、そうでした。
皇帝「 やはり隣の芝は…
三船「 イキがいい。
■鴬谷の女性(ひと)■
*うさぎさん。本当にこんな人が鴬谷を歩いていました
マタ「 …三船は、なにがベスト?
三船「 おれはねえ…。そうだなあ、池袋のイクラサーモンの親子軍艦なんか、うまかったなあ。
でも、心に残って離れないのは…鴬谷。
皇帝「 めちゃめちゃシュールだったね。
マタ「 そもそも鶯谷がシュールの上、あのあたりで出会った* 謎の女の子もシュールだった。
皇帝「 うさぎさんね。
マタ「 そうそう。
三船「 レポートに書かなかったけどね。謎だったなあ。
…寿司に話を戻すとね、
鴬谷の納豆巻は学生時代を思い出すひと寿司だったよ。レポで『部活帰りの中学生のように歩きながら食った』って書いた通りに。
皇帝「 それにしてはながい帰り道だったな。
三船「 なんだかまだ帰り着いてない気分だよ。
■『一番高いネタ』ください!■
*レポート第4章を参照。
三船「 しかし駒込、いきなりの*賭クイズには燃えたねー。負けて悔しいよ!車エビ、食べたかった。
皇帝「 うん、うまかったよ。でもうなぎもたべたかった。
三船「 贅沢いわないの。おれらの倍以上の値段(300円)のネタ食べたんだから。ああ、マタの『一番高いネタなんですか?』ってストレートな質問もおもしろかったな。
マタ「 一度は言ってみたいセリフでした。ええ。できることなら130円均一の回転寿司ではないところで言ってみたいもんでした。
三船「 ははは。ひっくりかえってカッコイイよ。また、その『一番高いネタ』を食べるのが自分じゃないってのもいい。
マタ「 そう、『一番高いネタ』食べたかった…くやしい!
■そしてあらわれた第4の男■
*第4の男、イデ。
イデ ヒロシ
■好きなネタ■
電気ウナギ
三船「 …寿司は寿司としてみなさん* 第4の男の存在を忘れてはいまいか。
マタ「 それはもしや…彼のことですか?
皇帝「 そうそう寿司おごってくれた(新大久保)彼ね。
三船「 彼の情報によって何度すくわれたことか。
マタ「 ほんとだね!大崎とか。
皇帝「 大崎!旬ね!
三船「 旬…好きだなあ、皇帝。でも実際ね、大崎も、あと田端もだな。イデファイルにしたがって進んだ結果、かなりの良店にたどりついている。
マタ「 そうなんだよね。いい店だったもんね。
三船「 田端はマタお気に入りだったよね。
マタ「 地域に根付いてる感じが、たまらんのです。…チェーン店のくせして。
三船「 『くせして』っていうな!平禄寿司は何ケ所か行ったんだよな。大塚でも行ってる。
マタ「 大塚というと…
皇帝「 食ってる最中、三船さんの携帯に電話が…
三船「 …その話はやめておきましょう。
■おれたちが回転■
*『山手線一周』のための武器、JR一日フリー乗車券。
マタ「 こうして振り返ると各駅それぞれにイベントがあるなあ。
三船「 29の駅に29の寿司と29のドラマが。
皇帝「 密度が濃いよ。1日じゃもったいなかったね。
三船「 逆に2日かけてやってしまうと間延びすると思うぞ。
マタ「 そうだよ。1日だからこそ、僕らの心にくっきりと、癒えない傷を…
三船「 癒せよ!肉でも食って。
皇帝「 いがいに浅かったね、傷。
マタ「 ははは。でもさあ、もう一度同じことやりたいと思う?
皇帝「 山手線はもういいや。つぎやるなら新幹線とか使って駅弁でやりたいね。
三船「 うへえ。おれパス。
皇帝「 さすがに1日じゃむりだけどね。
マタ「 *「山手線一周」でも「寿司」でもない企画ならやってもいいけど、どっちかのキーワードが入ってくる企画は文字通りおなかいっぱいです。
■しかたないんです■
*ごはん皇帝プレゼンツ『1日100殺』のこと。超一流スナイパーG(ゴハン)30が都内各所を駆け巡り、1日で100人のターゲットを射殺するという企画。2001年の大晦日に決行、見事に1日100殺を達成した。
三船「 マタは今回唯一、ウチのサイトの外部からの参加となったわけですが。どのあたりに魅力を感じて参加表明を?
マタ「 うーん…。ネーミング…かなあ?
三船「 してやったり!
皇帝「 めちゃめちゃかんがえたからね。*G30のときに。
三船「 そうなんだよ。ネーミングがハマれば、この企画はきっと面白くなる!って。
マタ「 『こんなに寿司なんです しかたないんです』だもんなあ。やー、本当、
…しかたないんですっていうか、
…仕方ねぇなあっていうか。
……
いいネーミングだとおもいました。
三船「 はははは。いやね、それに応えてマタが送ってきた参加表明のメールが、さらによかったんですよ。えーっと。あれ、皇帝は読んでないよな?
皇帝「 よんでないよ。どんなかんじだったの?
三船「 『参加表明。

 でっかい花火打ち上げましょう。
 冬の星座にぶら下がったりしましょう!

マタ』

皇帝「 詩人やね。
三船「 他人の詩やんか!




 さて、話題は尽きないところですが、『寿司の日』の話を始めるとホントにきりがなく。ひとまずこれで『こんなに寿司なんです しかたないんです』終了とします。また次の企画に御期待下さい。